音楽記録簿「れぽると」

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光田健一 ♪ピアノうたツアー2008 「新しい夢」

♪日時:2008年(平成20年)11月3日(文化の日) (月曜日)
     16:30開場 17:00開演予定 17:10頃開演
♪場所:広島Live Cafe Jive
     (広島市中区薬研堀2-13)


 元:スターダスト・レビューのキーボーディストであり、
あの小田和正さんも一押し・・らしい、広島生まれのベーカリー
「タカキベーカリー」の会長さん(?)の御親戚でもいらっしゃる、
光田健一さんのライヴに、お誘いをいただきまして、
初めて足を運んでまいりました。
ソロデビューされてから、もう13年のキャリアを積まれているかたのようです。




会場の「Live Cafe Jive」は、こぢんまりとしたライヴハウスでした。
今回は、丸椅子で座って聴くライヴでしたが、
椅子の高さがそれ相応にありますので、
ステージ上も難なく臨めるような感じでした。
とにかく、客席とステージが近い!
アットホームな会場で、
光田さんの肉声が、マイクを通さなくてもちゃんと聴こえます。


オープニングは、「ボレロ」をひとりアカペラ(多重録音)で作成した
音声が流されました。
(「ボレロ」といえば、学校にいたころ、部活で無謀にもチャレンジしたことがございまして、
 練習はいつもグダグダな出来でした・・・^^;
 苦い思い出とともにある「ボレロ」・・。)
それにのって、光田さんは後方から御登場。
向かって左側のピアノへ。

奏で始めたのは、ドビュッシーの「アラベスク」。
(これまた、学校部活在籍当時、冨田勲氏バージョンをカヴァーしたことがあるという・・)
 

実は、光田さんの楽曲を存じ上げていないため、
セットリストの「セ」の字も
ここで御披露できません・・・すみません<(_ _)>。

「アラベスク」の導入部分をスラスラと弾かれたあとに、
1曲目を演奏されたのですが、
まったく曲名がわかりません・・。
れぽになりませんが、どうかお許しください<(_ _)>。



光田さんは、ブログの文章のとおり、
MCはダジャレ炸裂、サービス精神旺盛、ユーモア満点、臨機応変・・
頭の回転の速いかたなんだろうな、という感じでした。
冒頭から「秋まっさかり・・か~ついだ、き~んたろぉ~~っ!」
この調子でテンション上げ上げでした。


途中、藤圭子さん(=演歌歌手。宇多田ヒカルさんの母上様)の
♪15~16~17と~、アタシの人生~暗かったぁ~
(↑from「圭子の 『夢は夜ひらく』」) なんてフレーズをチラっと披露され、

「夢は、よる・ひらく」コーナー!!

入場の際に配られた、イベンターさんのチラシの中の、
「光田健一」のお名前に、イタズラ書き(「光田健一郎」)してあるものを持ったお客さんに、
CDを引いてもらって、CDケースを開いてもらって、
この次に演奏する曲名を決める、
「選る」「開く」コーナー。
(光田さんはこの趣向のために、客席へ入ってゆきました)


また、
いったんステージ上からハケている間には、
光田さんによる、コント満載のDJタイム。
(今年は「世界のナベアツさん」のネタが引っ張りだこですねぇ・・。
ここでも使われてました。
 しかし、3の倍数がアホの、電話自動ガイダンス音声って・・・(笑))

きわめつけは、
「スジャータ」CMジングルの ♪スジャータ、スジャータ~ を
♪すじょーゆ、すじょーゆ(=酢醤油)~ ・・・・・・(笑)。

広島御当地ローカルネタも、あちらこちらに満遍なく散りばめるという、
気配りの徹底ぶり。 




はたまた、元・ジグザグのギタリスト、藤井氏の奥様となられた、
広島御在住の斉藤久美さん(←漢字合ってますか?)を、
ゲスト・ボーカリストに迎え入れての、アップテンポ・コーナー。
(その中で、会場の客席にコーラス指導を・・。
 なりきりゴスペラーズ状態です)




御自身は、きょうは喉のコンディションが悪かったようで、
途中何度も咳払いをなさっていて、
それを何度も謝っておられましたし、
実際、高音域が掠れたり苦しそうだったり、ひっくり返ったりした場面も
ありましたが、

8時20分ぐらいまで、
アンコール3曲(がシングル曲だとおっしゃっていました)を含めて、
おひとりで進行なさっていて・・・。
お疲れではないかと思うのですが、
終演後は握手会がありました。
笑顔が印象的で、柔和そうな、気さくな感じのかただなぁと思いました。





「声質が、誰かに似ているよなぁ・・・。
 でも、誰だろうなぁ・・・?」
そう思いながら聴いておりました。

喉の調子のせいもあるでしょうけど、
ちょっとだけハスキーっぽい声。
でも、
ハスキーな部分が売りではなく、
むしろ澄んだ部分が売りなのだろうと。

「ミスチルの桜井和寿くんに少し声質が近い?」
「いや違うかな?」





御本人さんが、メロディーの中でよく使われる、
声を張った高音域よりも、むしろ、
中低音域の響きが、
案外ヴォーカリストとしての幅というか、
魅力や可能性を感じさせるような気がしました。



冒頭の「ボレロ」や「アラベスク」のみならず、
途中でも、チャップリンが使っていた「エンターテイナー」や、
その他・・・メモをぜんぜん取っていなくて失念してしまいましたが、
クラシックのスタンダードをさらっときかせたアレンジを、
ピアノ伴奏では聴かせてくださいました。
バッハ・インベンション(アヴェ・マリア)があったような気がしたんですけど・・。
ほかにもまだまだあったのですが・・・orz


弾き語りをしながら・・というのに、
鍵盤の端から端まで、幅広く自在に使えて、
右手が力強く、均等にどの指も使えるかたなんだろうなぁ、
さすがだなぁ、と思いました。
(東京藝術大学作曲科御出身らしい・・・すげぇ・・・)
アカデミックな世界も、ポップカルチャーの世界も、
同等のものとして咀嚼されて、
御自分の(音楽的な)引き出しのなかにあるんでしょうね・・・。




ヴォーカリストとしては、
日本語ということばの聞かせ方、響かせ方を
大事にうたわれるかただなぁ、という印象を持ちました。
滑舌がいい。
聴き取りづらいことばが一言一句もありませんでした。

ただ、
全般にわたって、全力でうたわれるタイプのように思えたので、
「疲れないかなぁ?」と
やや気がかりにもなりましたが・・・。
(腹筋がきちんと使えなければ、
 座ってピアノを弾きながら声を響かせるというのは難しいことなのです。
 それをずっとやり続けるわけですから・・)



御本人さんの容貌から見て取れる、
柔和そうな雰囲気とは別個に、
音楽に対する姿勢は、むしろ、
まっすぐなものをお持ちなのだろうな、という気がします。



あ、それから、
メロディーラインについて思ったことは、
メジャーコードで書かれたメロディーが多いなぁ、ということ。

私はあまのじゃくなんでしょうか・・、
マイナーコードの楽曲、
曲名「Beginning」っておっしゃったかな?
あの曲について、
「いいなぁ、一度カヴァーしてみたいなぁ」と思いました。
バラードなのに、途中で、DTMのデータのアクシデントがあって、
突然、ラテン系のリズムバッキングデータが走り出してしまった楽曲。
光田さんは、そんな「一大事」のアクシデントをもろともせず、
あわてふためくこともなく、
「番組の途中ですが、ここで臨時ニュースを・・・」と
臨機応変にMCで笑いに持っていってしまう・・・。
そのなかで、どうテンションを戻すか考えながら、でしょう・・・。
ドシロウトにはできない芸当です・・・。
しっかり仕切り直しなさいましたから。

でも・・あの曲、
私の鍵盤技術では到底ムリでしょうが・・^^;。



メジャーコードで曲を書くのは、個人的に難しいなぁと思うんです。
マイナーコードだと「泣き」とか「せつなさ」を表現しやすくて、
日本人・・というか、東洋人好みのメロディーが書きやすい。
その対極で、
商業ベースのポップミュージックを書いていく作業は
たやすくないのでは?と思うのです。

メジャーコードで作られたメロディーは、
前方に光とか、日ざしが注ぐイメージがあって、
前を向いていられるような感じがある。
そこを
貫いておられるのかもしれません。




光田さんは途中で、このようなことをおっしゃいました。
「そういえば、ここのところ、
『夢』について話してないね。
スタッフとのそんな会話から、今回のツアータイトルが生まれました。

夢を持つというのは、気恥ずかしいというか、
こっぱずかしいと思えることがある。
でも、ちいさなことでもいいんです。
たとえば、
『あした、つけ麺を食べたい。』
そんな夢でもいいんです」




「新しい夢」。
その先につながるものは
何でしょうか。

それが何であれ、
きっとそれは、
音楽に導かれて、
先へつながっていくものでしょう。

ささやかな夢
もしくは
ささやかな希望であれ、
なんらかの夢もしくは希望が持てる時代であってほしい。

夢もしくは希望のひとつさえも
持ちにくい時代になってしまった、とは思うけれども。

こんな時代だからこそ、
音楽が持ちうる役割とか使命みたいなものが
あるのだろうし、
それを光田さん御自身が
おそらくわかっていらっしゃるのではないかと思います。


「新しい夢」ツアーはまだ続くようです。
喉をお大事になさりつつ、
次の会場でも
あったかい ♪ピアノうた を聴かせてくださいますように。




お誘いくださったTさん、
ありがとうございました。
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by oda_hide7 | 2008-11-04 01:28


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