音楽記録簿「れぽると」

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TOSHIKI KADOMATSU & His Friends Performance2004-2005  

   
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 ♪日時:平成16年(2004年)10月31日 日曜日
             (17:00開場予定・17:27開場・18:00開演予定・18:10開演)
 ♪場所:米子LIVE HOUSE BELIER(ライブハウスベリエ) 1Fホール
      (鳥取県米子市紺屋町31;オールスタンディング=キャパシティ約300名) 



               

 KADOMATSUが山陰に、それも、米子に来る!!
いわゆる『凍結』以前(注:角松敏生=以下敬称略m(__)m=には、自身名義の音楽活動を一時休止していた時期があり、御本人はそれを『凍結』と呼んでいました。凍結期間は、’93.1.27.の武道館公演から、’98.5.18.の「He’s Back」武道館公演までの期間を指します)にホールでのコンサートを見て以来、ひさしぶりの「ナマ角松」。
 思えば、私が西城秀樹さんファンとなるきっかけは、角松プロデュースのアルバム「TwilightMade…」を聴いたことが契機。その「Twilight…」で吉田美奈子さんが歌詞とコーラスワークを担当していた事が、『吉田美奈子』の存在を知った契機。 
16ビートもの…ファンク系のシティポップスに20代前半のめり込んだのも、角松のアルバム「GoldDigger」が契機。
最近の角松の作品を予習するいとまのないまま(ごめんね角松)…予習不足を不安材料にしつつ、いざ会場へ。

 当日の米子市内は、午後4時前あたりから冷たい雨。会場のライブハウスベリエは、「ほんどおり商店街」という、昔ながらのアーケード商店街沿いにあります。この商店街も現在では閑散として、いわゆる「シャッター街」の様相が濃いのですが(その中でベリエさんは5周年…山陰の音楽シーンの担い手として頑張っておられます(*^_^*))、
この日ばかりは、ベリエ入り口前から人、人、人…開場を待つ人の列です。。。開場後、人の列はライブハウス内部へと進んでゆきました。

「えぇ~っ・・見えなぁ~い(-_-;)・・」
平たい床の上でのオールスタンディングライヴです。会場に足を踏み入れた瞬間、残念がる人々も…。私は152cmちょっとしか上背がありませんので、ハナからその点は諦めていましたが(^_^;)。
 ステージ上には最終サウンドチェック(?)…ギターの音をチェックするスタッフの方々…先ほどの落胆が変わる瞬間でもありました…
「これは案外見えるかも…しかも、近いぞ(*^_^*)」。
そしてステージ上にメンバーがスタンバイ。角松はグレー(肩から袖口にかけて、黒と白のラインが入っている?)の長袖Tシャツで登場。肩から上が辛うじて時々見えました(^_^;)。



 「こんばんは!角松敏生です。やってきました、米子。『鳥取、お初』です!」
2枚組の新譜「Fankacoustic」収録曲からの幕開けでした~①Ultima Viagen~I See Ya。角松は今回の米子公演で、「23年かけてようやく、全都道府県を廻りました」とのこと(・・そういえばゴスペラーズも、8月の鳥取公演で同様なことを云っていたような(^_^;))。
角松は’90年頃にツアースケジュールのピーク期があったそうなのですが、当時それにもかかわらず、「滋賀(県)と鳥取(県)には行ってなかった」。滋賀県には数年前、現地のホールの自主企画で招かれてライヴを行なう機会があったそうで、残るは鳥取オンリーだったそう。
そういう意味でも、1曲目から、気合と熱が感じられました。
    
 「今回、Fankacousticツアーということで、全国都道府県廻っているんですけど、先だって発売したアルバム『fankacoustic』を聴いて貰いたいというのもあって、全国を廻っています。皆さん聴いて頂けたでしょうか? 23年の角松敏生の集大成と云いますか、これからの僕の生命線にもなっていくようなアルバムです。まだお聴きになっていない方は、ぜひとも聴いて頂きたいと思います。きょうはその中からの曲を中心にしつつも……僕には’93年から’98年まで、音楽活動をやってない時期がありまして、いわゆる『凍結』と云ってますが、その凍結前の曲も途中で織り交ぜながら、やっていきたいと思います。
きょうは日曜日(の公演)ということもあって、他県からの『密入国者(笑)』も居るようですが、密入国者の方は、鳥取のひとを立ててください(笑)」
続いても新譜から②真夜中模様 ③トナカイの涙。

 「え~ 『角松敏生のライヴは話が長い』とよく云われるんですが、きょうはテキパキと(笑)やっていきたいと思います。昔は曲について(言葉で)よく説明してましたけど、それは今思えば自分の曲に自信がなかったからで…今は自分の曲に自信を持ってますから、CDの中で語っていると…聴いてもらえば分かって頂けるだろうと…思っているのですが、
なにぶん角松敏生、23年間鳥取に来ていません。しかもテレビにも出ないので、山陰の角松ファンには肩身の狭い思いを今までさせただろうと思います。
『音楽誰が好き?』と訊かれて『角松敏生』と答えて…リアクションが『誰それ?』(笑)。
しょうがなく『ユアマイオンリーシャイニンスター(中山美穂さん)』『WAになっておどろう(V6)』を持ち出すしかないと・・。
でも、島根・鳥取には映画『白い船』(注:角松が音楽監督)で以前お世話になりまして…
…実は僕、遺跡が好きなんで、島根には前から行ってたんですが…。なので、山陰では『白い船の角松敏生』で胸を張っていられるんです(*^_^*)。ということで、ここ島根で(……会場から「鳥取!!」というツッコミがすかさず入ると……)…ごめん、鳥取で…だってどっちか分からなくなるもん(笑)・・米子と松江(=島根県)近いしさぁ(笑)。。途中『角松敏生』について説明を加えながらも進めて行きたいと思います(^_^;)。続いては、『凍結前の』曲から・・『After 5 Clash』というアルバムからこの曲を」
…というわけで、④Maybe It's Love Affair(演奏後の角松いわく「たぶんそれは浮気という歌です(笑)」。)

 「厄払い、山陰の・・出雲大社に行ってやってもらったんですけど、そのときの神職さんが『角松さんのファンなんです』って云われまして…こんな、笛吹く方だったんですけど…。なんか、思わぬところで、そういうふうに云って頂けて嬉しかったですね。それで、アルバムの中でこの曲が好きだ、と云われた曲をこれからやりたいと思います」
…始まったのは⑤Mermaid Princess。角松バラードの名作のひとつです。


 続いては「この曲は19歳のとき作ったんですけど、この曲がきっかけで、ある事務所からデビューして、角松敏生が世に出たという」……⑥Still I'm in Love With You。凍結前に見たホールコンサートでは、アンコールで歌ってくれたように記憶しています。さらに、いわゆる「凍結前」のナンバーから⑦Lady In The Night。
 「昔の曲は今と価値観が違うし、こっ恥ずかしいんですけど(笑)、紐解いてみると『あ、意外にコレ使えるかな』と思うのもあったりで…(笑)」。。使えますよ、じゅうぶん(^^♪

 「Fankacosticツアー、Elastic side…つまりドラムなしのステージは、年内はここ含めてあと2ヶ所ぐらいです。ですが、今日は『3連チャン』の3日目です(^_^;)…僕は『3連チャン』はなるべくやらないようにしているんです。ホールツアー全盛期には4連チャンというのもありましたが…。
歌うというのはマラソンに似ているようなもんで、ペース配分を考えながらやらないといけないんですけど、今日は皆さんの熱気に押されて、初めから飛ばしすぎまして(^_^;)。3連チャンの3日目が終われば、あと2日間=あすとあさっては休みなので、そういう意味では後のことを考えなくてもいいかなと(笑)。
 僕は北海道でレギュラーのラジオ番組を持っているんですが、便りによると、北海道はもう初雪だそうです。Fankacosticツアー、全国、来年も続きますが、そういうわけで、これから秋~冬にもふさわしい曲が揃っています。そんな曲を…」
ということで、⑧POLE TOWN。続いては同じく新譜から⑨Wrist Cutter。さらには近年の楽曲……⑩愛と修羅。
ちなみに、Elastic sideの『Elastic』をWeb辞書で調べると、「弾力的な」という意味がありました。

 「V6もありますが、やはりこの曲は僕がうたっているということで」…⑪WAになっておどろう~イリアイエ。
数少ないテレビ出演…先日のNHK総合「夢・音楽館」の中でも披露したこの曲。会場も手を振って盛り上がりました。実はV6バージョンのほうがなじみがあるんですけれどもm(__)m、それだけに、ライヴ会場で角松(長万部太郎)バージョンを聴いてみて「あぁ、本当はこういう曲だったんだ!!」と感銘しました…「グラウンドビート」という言い方が当たっているのかどうなのか分かりませんが、地面からの鼓動で、自然に身体がリズムを刻む感じがありました。

 続いては、吉田美奈子さんとのコラボ作品だった(はず(^_^;))……⑫初恋。
山下達郎氏を彷彿とさせる(そういえばアルバム「ON THE CITY SHORE」収録作品でした)……⑬DREAMIN' WALKIN'。
再び新譜から⑭What a Beautiful Day ⑮ハナノサクコロ。

 1度目のアンコール。角松は赤い長袖のTシャツに着替えて登場。
 「米子でも、この曲を響かせる瞬間がやってまいりましたぁ~~~っっ(*^-^*)」という角松の叫びと共に、 ⑯Take You To The Sky High のイントロが…。
「こんな狭い空間(失礼)で、まさか『紙飛行機』は飛ばないでしょ」
開演前の私の予想は大はずれ(^_^;)……角松フリークはしっかり紙飛行機をサビで飛ばしました。角松やメンバーさんの顔付近に飛んでしまうハプニングも・・(^_^;)。。
私の立っているところで落ちてしまった紙飛行機を拾って、私も便乗して2番(のサビ)で飛ばしてしまいました(…すいませんヒドイ奴です=苦笑)。紙飛行機の材料は、入場時に配られたチラシ(笑)・・いつの間に準備万端だったのでしょう…さすが角松フリーク!!
続いて⑰もう一度…and then。新譜で再び収録された楽曲です。

 客席はアンコールを再び求めて…誰ひとり帰ろうとはしません(他会場の情報を予め仕入れたファンも居たかな(^_^;))。

 2度目のアンコール。ピアノの方と角松、2人だけで登場……ピアノの方に向かって(道産子弁もどき?で)話しかける角松。
 「オイ、おめぇ、な~に読んでんだぁ? 紙飛行機のチラシ見て(笑)。『俺出てるべ』ってかぁ?…出てるべ(^_^;)」。
板についてます(笑)。ピアノの方は滝川市御出身=道産子さんのようですね(^_^;)。

 「みんなぁ~、帰らないといけないっしょ? トイレとか大丈夫? (何かあっても)お客さんの責任だからねぇ~(笑)」
 客席はボルテージアップ。2度目のアンコールに応えようとする角松を歓迎です(*^-^*)。
 「何やろうかなとネタが・・(笑)。そんなことはないんですけど・・そういえば、シングルやってなかったなぁと思って…。譜面台持ってきて!!譜面台見ないと出来ない(^_^;)。声出るかなぁとか思って・・・ま、大丈夫かなと」
 …ライブハウスならではの展開も良く…しっとりと、シングル曲…⑱月のように星のように。 
  
 圧巻はその次にやってきました…新譜から⑲LIVE。
「生き続けよう」と歌う角松…まだやることがある、と…。この歌詞はこたえました。一昨年~昨年、人間の一生について、個人的にいろいろ考えざるを得ない出来事が続いて……涙こそ出ませんでしたが、何度でも繰り返して聴きたい歌だと心から思いました。
角松の書く歌詞は、「凍結前」のそれとは、かなり色合いが変わっています。特定の女性に向けて歌う、都会のラブアフェアの刹那的情景描写ではなく、ひとそのものへ向けて、背中をそっと押すような、わかりやすい詞(ことば)。角松の歌い方も、詞を伝えることを意識したようなものに変わっていたような気がします(歌そのものも、上手くなったなぁと)。
  Fankacousticに関しては、「昔の角松」を知っているファンの間では、賛否が分かれる印象を、個人的には持っていました(CDショップWebサイトのカスタマーレビューから受けた印象で)。。
…ですが、この1曲『LIVE』は、「昔の角松」フリークのはしくれである、私の耳を、気持ちの奥底を、揺さぶるものでした。
端整な顔をときにゆがめながらも、時たま声がかすれても、角松は、歌いきりました。

 なんと3度目のアンコール。今度は再びフルメンバーで。
本編のなかで、角松は
「『もう二度と来ることはないかもしれない』と思いながら、地方の会館で初めて(ライヴを)やって、 『あ、いいじゃないか! だったら次もまた来よう!』って形になればいい」
という言い方をしていました。本編のラストでは
「米子!また来ます!どうもありがとうございました~」と叫んでました(たとえ万一、リップサービスが多少入っていても、それでも嬉しい)。

 角松たちが「さぁ、ここで日頃の練習の成果を見せるべ(笑)!!」と云って選んだラストナンバーは、山陰ゆかりの曲、⑳Always Be With You~白い船のテーマ でした。
リフレインを客席が歌うとき
「山陰の皆様、贅沢なカラオケです(笑)」と角松(^_^;)・・・彼自身も本編途中で云っていました
「メンバーそれぞれがソロワークでCDを出して活動している、名うてのミュージシャンなのですが、そういう人たちをバックにツアー廻れるなんて幸せです」と・・。聴ける私達もまた、幸せですよね。「さすが角松組の音」という感じがします。ドラムがなくても、パーカッションとコンピュータを駆使して、この迫力!!パーカッション田中倫明(みちあき)さん、ベース(おなじみ)青木智仁さん、ギター梶原順さん、キーボード友成好宏さん、コンピュータ・マニピュレーター山田ひろしさん…改めて惜しみない拍手が。

 角松自身、楽器の腕前も申し分なし……「本当に音楽好きなんだなぁ」という表情を、何度となく見せてくれました(*^-^*)。トークでは時にはいたずらっぽく、時にはかわいらしく・・憎めません(^_^;)。あっという間に時間は過ぎてゆきました…。私の「新譜予習不足」は杞憂に終わりまして…もちろん予習したほうが、もっと楽しめただろうなとは思いますがm(__)m。
  
 終演は20時50分頃でした。「お初鳥取(県)」熱のこもったステージをありがとう!!
思わず「また来てね~っ」とステージに声をかけながら、手を振っていた自分が居ました。
私の隣には、兵庫県の尼崎から足を運んでくださった方がおられました。一緒にこの場所を共有できたことを、感謝したいと思います。開演時、終演後にBGMで流れていたのは、「Kadomatsu T's Song from L.A.~Ballad Covers Collection」でした。
   
 終演後、出入り口附近で、新潟中越地震で被災なさった方への募金箱が設置されていました。山陰も平成12年に、地震を経験しています(今回の中越地震は被害の規模が比較にならないけれど・・(-_-;))。山陰の角松フリークたちも、今回被害に遭われた地域の復興への願いを、その紙箱に託していました。

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♪セットリスト♪
1)Ultima Viagem ~I See Ya
2)真夜中模様
3)トナカイの涙
4)Maybe It's Love Affair
5)Mermaid Princess
6)Still I'm in Love With You
7)Lady In The Night
8)POLE TOWN
9)Wrist Cutter
10)愛と修羅
11)WAになっておどろう ~イリアイエ~
12)初恋
13)DREAMIN' WALKIN'
14)What a Beautiful Day
15)ハナノサクコロ
 
=encore①=
16)Take You To The Sky High
17)もう一度…and then

=encore②=
18)星のように月のように
19)LIVE

=encore③=
20)Always Be With You ~白い船のテーマ~
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by oda_hide7 | 2004-11-01 23:56


ネタバレありライヴれぽです
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