音楽記録簿「れぽると」

「ゴスペラーズツアー2004『アカペラ坂“号泣”』」鳥取公演 

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 ♪日時:平成16年(2004)8月14日 土曜日
      (16:45開場・17:30開演予定・17:43開演)
 ♪場所:鳥取県立鳥取県民文化会館 梨花ホール(りかホール)
      (鳥取県鳥取市尚徳町101-5  キャパシティ1~3階合計2,000席) 




私にとって、ゴス(ゴスペラーズ)のホールコンサートは2回目。約4年ぶり。
彼らがブレイクする少し前、アルバム「Soul Serenade」リリースちょっと後に、
広島で見て以来のものでした。
 (そのあと…彼らがブレイクした直後、広島のゴールデンウィークイベント
 「フラワーフェスティバル」のゲストとして来たときは、すごいことになっていまして…。
 屋外仮設ステージで歌う彼ら見たさに、開演1時間前から人並みが
 「平和大通り」を埋め尽くして…。
 その翌日には、上空から観客の多さを写した航空写真が、
 地元の新聞=その新聞社がイベント主催ではあるのですが(^_^;)=に
 掲載されたほどでした…)

 山陰でゴスの公演があるのは珍しいこと(注:今回ゴスは全都道府県をツアー会場に組んでいます)。それだけに、開演前の観客席の期待感が、空気で伝わってきました。
 会館に入る前、鳥取市内100円循環バス「くる梨(くるり)」を利用して、鳥取駅から会館前まで行きましたが、
その車中にも「あぁ、このひとたちも『ゴスコンサ行き』だろうな」
とおぼしき方々が…(*^_^*)。

 会館エリア到着後、まずは会館裏の駐車場へ。
 (…鳥取県民文化会館は、図書館等と隣接した、きれいなホールでした。
 今回初めて足を運 びましたが、鳥取県の文化・教養施設集積ゾーンというような立派な施設 だと思いました。)

 せっかくツアー会場へ着たからには、ツアー機材を運ぶトラックをみなくては!! トラックは3台。青くペイントされ、左半分にはゴスのhp(ソニー)に書かれている5人のイラスト、右半分にはツアータイトルと、最新アルバムのジャケが描かれていました。デジカメや携帯のカメラでトラックを撮影する人々もちらほら(^_^;)。トラックは大宮ナンバーでした。
 メーカーが気になりましたが、車に疎いのでチェックできませんでした。運転席の下にはお掃除道具(?)…柄付きタワシなどが積まれていました。

 前置きはこのぐらいにして本編へ(^_^;)。。
 

 場内に「まもなく開演です…」という、着席を促すアナウンスが流れ、舞台両サイドのデジタル時計表示が消され、客席照明も消えて…流れていたBGMと舞台上の演奏がシンクロする(…この趣向自体にびっくり…開演前のBGMと舞台上の第一音は全く別個に扱うアーチストも少なくないのに…嬉しいサプライズでした)。
舞台上には、ラズベリー色のスーツに身を包んだゴスの面々が。
 
 息つく間もなく始まった1曲目は、9枚目の(最新)アルバム「Dressed up to the Nines」から、『シアトリカル』。
歌詞途中の ♪Welcome Ladies & Gents のところで、御挨拶代わりに一礼・・あくまでジェントルな彼等…。
リズミカルで、音階の上下動があって、メリハリのあるこのナンバー。
前作アルバム「a Cappela」で『いろは』を書き上げ歌い上げた、進境著しい酒井さんならではの作品。ライブでも1発目、きっちり決めてくれました★彡
                                         
 以下、①シアトリカル に引き続いて、②You are my girl ③Get me on まで一気に。『Get me on』では酒井さんの成長を改めて感じました。
『Get me on』リリース当時、歌番組(ミュージックステーション)で初めてこの曲を聴いたとき、率直に言えば「やや未消化」な部分を感じました。それは「今後伸びる余地がある」ととらえ
れば良いのかどうなのか、当時は分かりませんでした。
その年の12月中旬、広島パルコ(本館)内の小さいライブスペース「クラブクアトロ」で、14カラットソウルによるクリスマス・アカペラライブがあったとき、彼らが『Get me on』をカヴァーし
てくれたのです。おそらく、日本語をローマ字で書いたような歌詞カードを元に、音声として歌詞をとらえて、歌った歌・・・だったのでしょうが、聴いていて「あぁ、ホントはこんな曲だったんだ、Get me on…」脱帽してしまいました。楽譜上の譜割りでは言い表せない微妙なリズムの乗せ方を、14カラットソウルの面々は、軽々とやってのけて…。日本人として越えられない部分をもなんとなく感じてしまったのでした。
 ……しかし、梨花ホールでの酒井さんは進化していました!! 2002年の末に聴いた、14カラットソウルVer.の『Get me on』に見劣りしない、本家本元の堂々とした『Get me on』だったのです。

 改めて舞台上の5人から、鳥取会場のゴスマニアたちへ御挨拶。今回ゴスにとっては初めての鳥取公演。しかも、今回の鳥取公演をもって、全国各都道府県での公演達成とのこと!! 彼らは今年でメジャーデビューして10周年を迎えますが、「10年かけてようやく来ることができた鳥取」ということで、感慨深いものがあるようでした。
 客席に、「きょうはじめてゴスペラーズ見るひと~?」とてっちゃん(リーダーの村上てつや氏)が声をかけると、80~85%ぐらいのひとが挙手…。3階席までびっしり埋まった客席の大多数が「初めての『生ゴス』」。私は1階席中ほど(た列19番)から、後方を振り返りましたが、その「挙がった手の多さ」に感動してしまいました。
 ちなみに、「年長組」てっちゃん&黒澤さんは、インディーズで音源発売してからちょうど「まる10周年最後の日」がこの鳥取公演当日。明日から11年目、今日が「締め」の日だそうで、それもまた感慨深いのだそう。
客席のゴスマニアたちも、そんな一日に遭遇できて幸せそうです(*^_^*)。
 
 「今回はニューアルバム『Dressed up to the nines』からやっていて、このアルバムは『ビシッと決めて行こうぜ!』みたいな意味合いなんですけど、みんなビシッと決めてきたかい?」とてっちゃん。こちらも挙手する会場の面々…。ちょうど鳥取市内は祭り(しゃんしゃん祭り)が近いということもあって、中には浴衣姿の女性もいたとか。
 「ソウルフルな夜を楽しんで行ってください。まずは、こんな大人の燃えるソウルナンバーから」

 曲目は ④Yes, no yes… ⑤Tシャツに口紅(ラッツのカヴァーですね) ⑥アンジュナ ⑦Right,on babe (④でのユタカ…手の捌きから大人の色気を感じました(^_^;))。


 このあと、ゴスならではの趣向(シアターコクーン公演などでおなじみ)、小演劇的な要素を取り入れたコーナーへ。彼らは、このコーナーを、ショートショート「純喫茶『アカペラ』」と命名していましたが(byてっちゃん)。
 舞台向かって左には、古びた喫茶店のカウンターと、テーブル・椅子のセット。カウンターには喫茶店マスターの北山さん。座席にはふらりと座った旅人・黒澤さん。そして常連客の酒井さん。
 酒井さんは以前この店で働いていた女性を忘れられず、店に来てしまう様子。喫茶店主・北山さんは、まずいコーヒーしか出せないものの(失礼)、なぜか言葉をかわさなくても他人の心が読めてしまう、不思議な存在。客人である黒澤さん・酒井さんは「読まれている」と怪訝に…(客席から笑いが)。
 他方、舞台向かって右は、駅のホーム(ベンチ)を想定したセット。夢を捨てられない様子の若者・ユタカ(安岡優)。その若者に、自らの失恋体験を話して聞かせ、駅から近い喫茶店へ行くよう薦める人生の先輩、てっちゃん。
 酒井さんが思いを寄せていた女性と、てっちゃんが失恋したという女性は、実は同じひとで、以前喫茶店のウエイトレスだったのです。その女性は、北山さんの妹さん。女優さんになる夢を捨てきれず、お兄さん(北山さん)の反対を押し切り、東京へ出て行った・・・「夢をかなえるために」・・。夢をあきらめようか、どうしようか・・迷いながらも夢を捨てられないユタカの心には、夢を信じて行動を起こした妹さんのことが、いったいどう映っていたのでしょう…。
 そうこうするうちに、マスター北山さんが「あ、テレビつけなきゃ。きょう妹が出るって云ったんですよ」。テレビからは、お兄ちゃんと一緒に喫茶店で甲斐甲斐しく働く、ウエイトレス役の「妹」の姿が…。
 最後に配役紹介があり……
 「夢を捨てられない男=安岡優(やすおかゆたか)、忘れられない男=酒井雄二、あきらめきれない男=村上てつや、旅の男=黒澤薫、おに~ちゃん=北山陽一、でした」(笑)。
劇中歌のような格好で4曲……酒井さんが彼女の思い出を語るシーンで→⑧讃歌、駅のホームで音楽を聴いている若人ユタカに向かって「何聴いてんだ?」と声をかけては、自分の思いを語るてっちゃんのシーンで→⑨新大阪、劇の最後を締める形で、北山さんの繊細なテノール…美声が響く→⑩北極星⑪エンドロール。
 北山さんがソロパートを歌っている間に、ほかのメンバーは着替えて、白いスーツ姿に。 (後ほど北山さんも歌の後着替えています)
 シアターコクーン公演は、NHKが放送したのを見たのですが、こういう趣向に不慣れだったせいか、見ていて違和感を当時はおぼえました。「歌は歌で普通にやってくれたらいいのに…」と。
 …ですが、今回は違いました。歌がすんなりと耳にはいってきました。劇と歌が融合していた、ということなのでしょう。
『新大阪』はシングルリリース当時「狙いすぎ…」と思ってしまい、聴いていなかったんですけどm(__)m、小演劇という流れの中ですんなり聴けました。相乗効果でしょうか。

 衣装替え後、いよいよステージも佳境。アップテンポ攻めまくりで来るか?…と思いきや、スローソウルで攻めてくるゴス。
 ⑫Sweet⑬告白~unplagged Ver.~⑭Reflections …MCで「安岡も今月30(歳)になったので、全員30代のゴスペラーズ」と本人たちも云っていたけれど、時に毅然として、時にセクシーで、時にファンキーで…実にバラエティーに富んだ表情を見せてくれるようになりました。ほんとうに引き出しが増えたと思いました。
 
 MCではさながら「ゴス寄席」…五つの個性がうまく絡みながら、「楽しい雑談」が展開していました。その中にも、地元への気配りは忘れない(^_^;)。。
盛り上がったのは『鳥取砂丘に行った話』。5人が揃って出かけたわけではなく、バラバラに出かけたのだそうです。黒澤さん、酒井さん、ユタカが昼間に、てっちゃんは夜に出かけたとか。北山さんは行かなかったそう。
 「ラクダに乗ってずっと連れて行ってくれるものかと思ったら大間違いで、ラクダが行くのは狭いエリアなんだよね」「子ども乗せるためなんだって、ラクダは」

……暑いさなか、砂との格闘(笑)を経て、たどり着いた景色に感動したそう。夜間に訪れたてっちゃんは、日本海に浮かぶイカ釣り舟の群れにも感動して
「今度来るときは寝袋持って、風紋見たいよね」と。
 すかさず酒井さんがまったりした口調で、
「ウチ実家がイカツリ舟関係なんで、ライバルです」(笑)。
 ユタカは、小学生当時、担任の先生がお土産として、ひとりひとりに「鳥取砂丘の砂」をちょっとずつ、のど飴の缶か何かに入れて配ってくれたそうで、それをいまでも大事に持っているのだそう。それだけに、今回現地へ来れた事は感慨ひとしお、といった感じでした。

それと…
「僕らは地元のひとに教えてもらって、サンダルだとダメだから靴で行ったけど、サンダルで来てたお姉さんたちは凄い叫んでたよね『熱っっ!!痛っっ!!』って(爆)」
「長いもの天ぷら売ってるおばさんも凄かったね」
 「『鳥取砂丘』(←水森かおりさんの演歌)しっかり流れてました。僕らも覚えましたよ♪鳥取砂丘のぉ~(笑)」。
途中、てっちゃんが「地元の人は行ってるから『こういう話聞かされても』だろうけど…この話まだやってていい?」(笑)。

 ほかにも御当地ネタとしては
「しゃんしゃん踊りとかもうすぐなんでしょ?笠かぶるヤツだよね?」
「国体?高校総体?いまやってるんでしょ?」(←高校総体だと思います(^_^;)) 
「全国教頭大会ってのが鳥取市であったそうですね。全国から教頭先生が集まってくるんでしょ?何話すんだろ?管理職同士、悩み相談するのかね」
「この会場の人数全員が教頭先生ってすごいよね」
「『あ、教頭先生』『いやいやどうも教頭先生』って」
 (舞台上でお互いお辞儀しながら、想像上の『教頭先生同士の会話』のまねごとを…)。
「ゴスペラーズは教育学部2人いるので、教育問題ちょっとうるさいんですよ(爆)」…御後がよろしいようで(^_^;)。

 ここまでは、舞台の上と下、お互いがいわば「初顔合わせ」・・ちょっと半分様子見な部分もあったかもしれませんが、

ここからは加速がかかって…「初対面じゃないみたいモード」突入でした。
 ⑮愛の歌=ここで「なりきりゴスペラーズ」。会場を3つのパート分けして、会場ともどもゴスペラーズ…ハモってしまおうという、名物コーナー。但し今回鳥取では「なりきり」はちょいと短めでしたね。
他会場では久保田利伸氏の「Dance If You Want It」~KUBOTAトリビュートでゴスがカヴァーした楽曲~を「なりきり」に使用したところもあったそうです…うらやましいーっっ。

なりきり(愛の歌)終了の後、てっちゃん「まだまだ行けるかい? この曲も良かったら一緒に歌ってね!」そして立て続けに ⑯Vol.⑰FRENZY …この2曲は旧譜からなのですが、もちろん会場はついてきます!!

 「僕たちは、ただきれいにハモるだけではなくて、時には5人の声をぶつけていきたいと思います」
てっちゃんの言葉に、きょうのゴスが見せてくれた、万華鏡のようなナンバーそれぞれを思い起こしていました。
 曲目はクールダウンするかのように⑱Real tight⑲星屑の街⑳街角~on the corner~ 本編ラストは(21)コーリング。
 アンコールは(22)ひとり (23)永遠に 
…『永遠に』では、最後、マイクを持った手を体側に下ろして、メインを張る黒澤さん、コーラスをとるてっちゃん、ユタカ、北山さん、酒井さん…皆が肉声で、2000人の客席にとどくように歌いかけたのです。数年前、広島で、森山良子さんがやはりアンコール時に、手でオルゴールを回しながら、マイクなしで歌ってくれたことを思い出しましたが… 肉声の力に素直に感動してしまいました(*^_^*)。
 終演後、ゴスの5人とバックメンバーさんが、手をつないで御挨拶……ここまではよく見る光景ですが、壇上の皆さんそれぞれが、お互いに「よっしゃ~」と手のひらを叩き合ったり、HUGしたり…ほんとうに嬉しそう。雰囲気良いチームなんだろうなぁと思いました。
初めての土地で、いい感触で終演できた、という喜びだったとすれば、私たちも嬉しいです。

 MCの折々に、また、本編ラスト近くで、5人はそれぞれの言葉で、鳥取のゴスマニアたちへ感謝の言葉を述べてくれました。
  ・「どこの会場へ行っても、会場いっぱいの人が、おなじようなボルテージで、僕らをおなじように待っててくれて、しかも、ちがう顔が待っていてくれるというのは、ほんとうに有難いです。知ってるひとも多いと思うけど、僕らはサークルからゴスペラーズを始めて、『どこへでも出て行って歌を届けよう』というところから始まっているから、これからも歌を届けていきたいです。それこそ、昔松江に行こうとして伯備線に乗ったとき、米子で『私ゴスマニアです』って声をかけてくれたひとがいて…その頃は鳥取・島根合わせて6人ぐらいしかゴスマニアいなかったんですけど、そのときの人も今日来てくれているのかと思うと、とても嬉しいです。また来ます。どうもありがとう」(てっちゃん)
  ・「どうして今まで大事に鳥取砂丘の砂を持っていたのかわからなかったけど、今日につながるためのものだったと思います。また来たいと思います。どうもありがとう」(ユタカ)
  ・「大体毎回前のほうのひとに音叉あげてるんですけど…きょうは男性多いから…(中盤で「前列がこんなに男性多い会場ってあまりないよね…というかカップル率が高いよね」との発言もしてました(^_^;))…顔をペインティングしている彼にあげます。とにかく、おかげさまで今日はいい汗かけました。どうもありがとう」(北山さん)
  ・「本日はお陰様で盛況で感謝しています(←注:もっと硬い言い回しだったかも)。…(会場からちょっとだけ笑いが…) これからはマジメなことを云っても笑われないようにしたいと思います。きょうはどうもありがとう」(酒井さん)
  ・「え~僕はカレーが好きで、よく食べるんですけど、こちらでは『32万石カレー』というのがあるそうで、昨日も鳥取砂丘に行った後に、暑いと思いながら食べたんですけど、今日、よく調べたら、『32万石カレー』チェーンが12店あると知りました。という事で、また食べに来ます。どうもありがとう」(黒澤さん)


     ♪~~~~~~~~~~~~~~~♪~~~~~~~~~~~~~~~♪
    
 男子一生の仕事として、『身体そのものを楽器として歌を奏でる』ことを選んだ男たち。
 しかも、個人で聴かせるのではなく、5人で聴かせることを選んだ男たち。
 全国津々浦々を廻るうえで、どれだけ厳しい自己管理が課されるのでしょう。日々体調は変わる。大変なことだと思います。
その日の調子で、同じ音階の中の高めなレベル~低めなレベル、声の高さは微妙に変わります。
 この日、「Tシャツと口紅」で、てっちゃんの声がひっくり返る場面が、ちょっとだけありました。
 中盤、酒井さんがやや低めな部分もありました。ですが、舞台上で彼らは徐々に、お互い修正をかけてきていました。
 前回広島で見たホールコンサートのときは、「動きながら歌い始めて、まだ日が浅いかな」といった、幾分ぎこちなさの残る感じを持っていました(『パスワード』『熱帯夜』など)。MC部分もやや不慣れな感じがありました。動きながら歌うことへの羞恥心やら照れは皆無ではあろうけれども、まだ板についていない、というか…。音響的にも、音のバランスが時々乱れるところがあって、メインとコーラスとのバランスが時折逆だった箇所もあり、演奏している側には多少気の毒な部分も、少し見られました。音割れしていた箇所もあって…(会館のせいかも…)。5人のまとまりがしっくりくる曲と、そうでない曲の落差が(少なくとも私には)感じられたのです。
   
 しかし、今回は「適材適所」…動きながら歌う部分もスムーズで、「動かなければ不自然」な感じでした。5人はダンサーではないので、動きに個性は若干ありますけれども、柔と剛の動きの落差、決めポーズでの手の捌き……本当に成長してくれたと思います。
日本にはこれまで、14カラットソウルやTAKE6のようなグループはなかなか出てこなかったけど、ゴスはそのレベルに限りなく近づいてくれたと思います。ステージ上での丁寧なふるまい。謙虚な姿勢。向上心。
 音的にもきれいに聴こえました。5人は声質も違えば、持っているビブラートも違うのですけれど、今回は違和感なく一体のものとして聴こえてました。

 ゴスのデビュー曲『Promise』を知っていながら(テレビ朝日の番組タイアップ曲として聴いて気になり、シングル持っていました)、永らくCDも聴かなければコンサートにも行かず、ゴスには縁がありませんでした。
 ですが、数年後のある日、30代になった私に、広島の老舗レコード店の店主さんが薦めてくれたのがゴスでした。
「ゴスペラーズがええよ。あの子らはライヴがええんじゃ。正直、歌もしゃべりもまだまだヘタクソじゃが、あの子らは、ひとっつも、手ぇ抜かん。今度行ってみんさい」…ゴスのライブ1週間前のことでした。あわててプレイガイドに走って、チケットを入手したのが前回のことです。
また、ほぼ同時期に、私に「ピンと来た曲」を送ってくれる友人が、ゴスの曲を送ってくれました(『パスワード』)。
 「珍しく男の子で集めてみようとしたけどこれがけっこう苦戦で…。日本だと頑張っているのはゴスペラーズと三浦大地(現・大知)くんぐらいかな…」というようなメッセージが添えられていました。
 店主さんと友人をきっかけにして、私はゴスに目覚めたのでした。
 鳥取でのゴスの熱演に感謝するとともに、ゴスを薦めてくれた店主さん、音源を送ってくれた友人にも感謝なのです。

 終演は20時35分。タクシーをつかまるのを待ついとまもなく、花笠で飾られた若桜通り~本町通りを20分小走り。20時58分発の列車めざしてひたすら……滑り込みセーフでした(^_^;)。これを逃せば22時半近くまで列車がありません。
   今回、もし平日の公演で、18時半開演であったならば、行くのをあきらめていたかもしれません。もう1本、夜9時台に列車があればと思いました。倉吉で降車した人、米子で降車した人、境線へ乗り換えていた人…などなど。
 せっかく地元に、立派なホールがあって、催事があるのだから…。他県(特に山陰隣県)から見に来てくれた人のためにも、交通機関(山陰本線)がもっと便利だったらいいなぁと思ってしまうのですが…なかなか難しい面もあるのでしょうね(-_-;)。。

 開演前。会館内の喫茶店(ホテルニューオオタニ鳥取直営とか)で軽く食事をしようと訪れたところ、出入口は順番待ちの人でいっぱい。お店の方も「ネコの手も…」状態(でも一旦入ると回転案外早かったです(^_^;))。
 とりあえず待っていると、会計を終えて出てくる67~68歳ぐらいの男性に話しかけられました。

 「きょうは人が多いが、誰がきとるんかね」
 「ゴスペラーズいぅて、若い人に人気のあるコーラスグループが来とるんですよ。
  昔のキングトーンズをもうちょっとカッコよくして、黒人っぽくした感じです」
 「おぉ!ソウルかね(^^♪」  
 「そうです! よぅ知っとってですねぇ(*^_^*)」

 こちらが「おぉ!」と思いました。「ソウル」という言葉がすかさず出るなんて。
 ゴスヴァージョンの「グッドナイトベイビー」、いつかライヴで聴かせてくれるといいなぁ…なんて思います。
 その男性世代に『永遠に』『Get me on』なんか、聴かせてみたいですね。    

  =追伸=
 鳥取公演のMCでも告知がありましたが、「デビュー10周年記念」ベストアルバム制作にあたり、ファンが選んだベストアルバム、という趣向を採用、ソニーのゴスhpにて投票募っています。投票は8月31日締切(もうすぐ!)。「ベストにはこの曲ハズせないでしょ」というおなじみナンバーから、「隠れ名曲としてこれもハズせない」ナンバーまで、候補曲がズラリ(試聴もちょこっと出来ます)。私もしっかり投票しました(^^♪



 ♪セットリスト♪
1)シアトリカル
2)You are my girl
3)Get me on
4)Yes, no, yes…
5)Tシャツに口紅
6)アンジュナ
7)Right on, babe
8)讃歌
9)新大阪
10)北極星
11)エンドロール
12)Sweet
13)告白 ~unplagged ver.~
14)Reflections
15)愛の歌
16)Vol.
17)FRENZY
18)Real tight
19)星屑の街
20)街角 ~on the corner~
21)コーリング

=encore=
22)ひとり
23)永遠に
 (※8~11が「ショートショート」劇中扱い。
   15が「なりきりゴスペラーズ」コーナー使用曲。)

 

 
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by oda_hide7 | 2004-08-23 23:44
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