「YG Family 10thAnniversaryConcert大阪公演~その1~」
SE7EN、ジヌション、1tym(ワンタイム)、GUMMY(コミ)、
BigMamaなどが所属する、 韓国のR&B及びHiphop系事務所(韓国では「企画社」と呼ぶそう)、 YG Entertainmentが、 会社設立10周年を記念して韓国・日本・アメリカで ライヴを行なっていまして、 日本では大阪と東京での2ヶ所3公演(東京は2回公演)。 そのうち、初めに行なわれた大阪公演に行ってきました。 YGエンタは、韓国Hiphop界のカリスマだった 「ソテジワアイドゥル(ソテジ&Boys)」の元メンバーである、 “ヤングン”ことヤン・ヒョンソク氏が興した会社です。 ライヴのサブタイトルは「Past,Present and the Future」。 過去・現在・未来。 出演者は… ・YGエンタメの長兄格であるHiphopユニットの「ジヌション」。 (ジヌさんとションさんの二人組。 会場で販売されていたYGエンタパンフによると、 最近ではアーティスト活動より会社業務がメインだそうで、 YGアメリカやYGジャパン設立業務にも携わったとのことです) ・Hiphopユニットとして有名な「1Tym(ワンタイム)」。 (兵役に出ているメンバーさん以外の3人で出演) ・女性4人のパワフルな 実力派R&Bボーカルグループ「BigMama」。 ・R&B女性ソロシンガーであり、 デビュー前には男性シンガーWheesung(フィソン)の ボイストレーナーを務めたこともあるという「GUMMY(コミ)」。 ・SexyとLuxuryを合わせた造語が芸名の由来だという… その芸名に違わぬパフォーマンスを見せてくれる 女性ソロラッパー&シンガーの「Lexy(レクシー)」。 ・YGエンタ所属アーティストの中では異彩を放つ レゲエユニット「StonySkunk(ストニースカンク)」。 ・8月21日にデビューしたばかりでありながら、 ヴォーカルとラップとダンスの完成度が高いグループで、 YGエンタいち押しのニューカマー「BigBang(ビッグバン)」。 そして、ご存じSE7EN(セブン)。 開演前、舞台背面いっぱいの横長サイズで、 YGエンタ所属アーティストたちのMV (ミュージックビデオ…日本で言うPVですね)が ずっと流されていました。 そして、10周年にちなんで 1から10までのカウントアップへと画面が切り替わり、 そのBGMには映画「スターウォーズ」テーマ曲が使われていました。 出演アーティストたちが自分の持ち歌を1曲ずつ 自己紹介代わりに披露したあと、 改めて全員が、ひとりずつ日本語で挨拶。 そのあと各アーティストが3~4曲ずつ (BigBangはデビューして日が浅いですから、曲数少なかったような) 代わる代わる披露してゆく構成・形式になっていました。 最後に全体で2曲ほど、YGファミリーとしての曲を披露して この日の公演は終了。 (「We are YG Family」など…それと、男性陣は中盤?に 「YMCA」を披露していたような。 あ、YGエンタの「YMCA」は、 VillagePeopleの著名なディスコチューンとは全くの別物でして… 全編ラップのゴリゴリなHiphopです) 開演は18時32分ごろ、終演は21時30分回っていたように思います。 SE7EN以外のアーティストは韓国語楽曲ばかりですから リアクションが取れるかどうか心配でしたが (例外的に、かつて日本デビューをしているBigMamaが 登場の際に日本語楽曲を歌ってくれました… …というか、このライヴが終わったあとに 彼女たちが1回日本でもデビューしていたのを知りました) 舞台中央やや横のスクリーンで、 「Hey-Yo」とか「Hotトゥゴ」とか 観客に一緒に言って欲しいフレーズ字幕が出ていましたし、 ジヌションのメンバーの方どちらかと (ジヌさんかションさんか知りませんが)、 1Tymのラッパーであるソン・ベッキョンさんは 日本語が達者ですので (SE7ENよりも日本語が上手…(^_^;))、 見ていて間があくようなことはさほどありませんでした。 皆さん挨拶と曲紹介程度の日本語は準備して来られていて、 MCは日本語で進行。 (途中日本語を思い出せなくなって、後方のカンペを見に行く ほほえましい場面もありましたが…ね、コミちゃん(^_^;) 素が出て可愛らしかったですけどね) ベッキョンさんは例によってタメ語も多いんですが(笑)、 「知ってる人は知ってると思いますけど、 言葉づかいが悪いですから そのへんはカンベンしてくださいね(^_^;)」とか何とか 最初に流暢に説明してました。 その後も 「標準語を勉強してるんですけど、 それが終わったら関西弁を 勉強しようかと思ってるんで。 (関西弁のあったかい感じが好きなのだそう) 日本いろんなところ行ってますけど、 マジ大阪いちばん好き!お世辞じゃなくて! 大阪の女性はカワイイ!スタイルいい! こん中で俺と付き合ってくれるヒト~~!」発言で 客席を笑わせて、 「お前らもっと叫べ~!」「もっと暴れろ~!」と 煽る役目も忘れない。 気を利かせて盛り上げてくれて… 今回彼の果たした役割は大きいと思いましたよ。 そういえば、冒頭で各人の自己紹介のあとに、 「おおきに~~!」って 大阪配慮用のお約束な(笑)方言を SE7ENとベッキョンさんが言ってましたね(^_^;)。 「ジヌション」のメンバーさんは30歳代だと思いますが、 丁寧な聞きやすい日本語を話されます。 「YGが出来てから今年で10年、 ぼくたちジヌションは今年で9年になります」と おっしゃっていました。 もっとも、SE7ENの単独公演(昨年10月の横浜、今年4月の代々木、5月の大阪)で、 1Tym(横浜)、Lexy、コミ(代々木)、ジヌション(大阪)は ゲストとして2曲ずつステージを務めていますし、 BigBangも代々木に来ていましたから、 すっかりおなじみといえばおなじみ。 彼(彼女)等は、SE7EN単独公演のゲストとしてかつて披露した曲を、 今回のYGエンタ公演でも聞かせて(見せて)くれました。 とりあえず、SE7EN以外のアーティストさんが披露した楽曲名のうち わかるものだけ列記します (このほかに曲名知らないものが1~2曲ずつぐらいあります BigMamaとストニースカンクについては曲名全然分からないので 申し訳ないのですが割愛させてください…m(__)m) ・ジヌション…「A-Yo」「電話番号」 ・1Tym…「Without You」(Teabin=テビンさんのヴォーカルが美しいバラード) 「Hotトゥゴ」 ・コミ…「君が戻ってくるなら」「記憶喪失(キオクサンシル)」 「アニ(違うの)」 ※あともう1曲、曲名を思い出せないものがあるんですが、 歌謡ハードロックテイスト (アン・ルイスの「六本木心中」「あゝ無情」みたいな感じ)に リアレンジされて新鮮に聴こえました。 「キオクサンシル」で声ひっくり返る場面も 1ヶ所あったから、 喉のコンディションあまり良くなかったのかな? それでもやっぱり歌は桁違いに巧くて、 ディーバ(歌姫)ってこういうヒトのことだなと思う… 卓越したヴォーカリストさんの舞台を見せて頂きました。 ・Lexy…「Party」「Girls」「涙洗って化粧して」 ※「Party」はロックテイストにアレンジし直されてました。 Surviverの「Eye Of The Tiger」みたいなテイスト(^_^;)。 けっこうカッコよかったんです。 個人的にはアフリカンテイストの「涙洗って化粧して」が Lexy姐さんならではの楽曲として好きでしたから、 今回聴けてうれしかったです。 ・Bigbang…「lalala」(=って曲紹介で言ってたような気がするので(^_^;)) ※そのほかには、彼等の公式サイトでMV公開している中の1曲を。 ※BigBangはまだ若く初々しさもありましたが、 デビューまでに練習生期間が長かっただけあって、 歌もステージングもなかなかのものだと思いました。 持っている声質とか柔軟性や技術やポテンシャルは、 (初期の)SE7ENよりレベルずっと上かもなぁ…(^_^;)。 今後が楽しみな存在だと思います。 (※韓国ソウル公演で見られたという、 男性陣による、SuperJunior「U」に合わせての悩殺ダンスパフォや、 フィソンの代表曲「アンデナヨ(だめですか)」を SE7ENが歌う姿は、 今回は残念ながら見られませんでした) 圧倒されたのはBigMama4人の歌唱力と声量。 コミと同等か、あるいはそれ以上にも思えました。 天上智喜(という韓国の若手女性4人のユニット)の 動画を初めて見たときは 「こいつら上手すぎる…」と驚愕したんですが、 そのときの驚愕をはるかに超えたものでした… 天上智喜は歌とダンスでスタイリッシュに見せる感じですが、 BigMamaは力強く情感のこもった歌を… 声の力そのものをひたすら聴かせる感じです。 個人的に少し気になったのは、 R&B聴かせる系統のBigMamaとコミが、 最後の曲のフレーズを歌い終わったらすぐに、 客席に一礼をすることもなければ、 バッキングの演奏が終わるまで舞台上にとどまることもなく、 さっさと引っ込んでしまったことかな。 舞台マナーの専門的なことはわかりませんし、 あれが韓国の流儀なのかもしれませんが、 なんとなく違和感が残りました… それと、YGエンタのライヴの見どころでもある、 出演アーティストのコラボによるカヴァー曲披露は 今回ほとんどなかったのが残念かな… 構成が日本向けショーケースっぽい感じで、 所属アーティストのお披露目的色彩濃かったですし、 会館の貸切時間(撤収リミット)の関係とか… 事情があったのかもしれませんね… ジヌション出演時に、SE7ENをヴォーカルに招いて、 BeeGees(ビージーズ)のスタンダード曲 ♪愛はきらめきの中に~HowDeepIsYourLove の リミックスを披露したのが カヴァー曲コラボといえばコラボでした。 年齢層ある程度上の方でなければ、 この曲あまり知らないんじゃないかなぁ… (私も後発で知ったのでリアルタイムじゃないです 歌詞わかるところだけは歌いましたけど…(^_^;)) 客席も戸惑っていたような… もしかしたら日本のファンへの配慮から 選曲されたのかもしれませんが、 「知ってたら一緒に歌ってください」と その場で促されても、 「それは無理だろう…(^_^;)」と正直思いました(苦笑)。 あとは…客席側ですが… 客席の多くがSE7ENファンの方だと思うので仕方ないけど、 他のアーティストさんの舞台の途中で離席される方が ちらほらいらっしゃったのが気になりました… やむをえずトイレなどに行かれたのだろうとは思いますが… 舞台の上から見れば あまりいい気持ちがしないのではないだろうか、と… (辛口でごめんなさい) ***ここのブログの字数制約の関係で一旦区切りますね。 SE7ENについては「その2」で書きます***
by oda_hide7
| 2006-09-10 03:01
|
|||||||||||
ファン申請 |
||